2023年5月連休の五島列島

ずいぶん書かなくなってしまった。

ほぼコロナの喪が明けたような状況でさてどこに行こうか、海外に行くほどの気合もなく、あまり思いが定まらないまま、潜伏キリシタンの遺構が世界遺産になった五島列島に行くことに決めた。離島は行きづらいのである程度まとまった日数があるときでないと。

せっかく?なので、福岡からフェリーで上五島からはいって、下五島から長崎に抜けるルートにしたが、後半荒天で旅程に変更が入り、宿やフェリーの手配が大変だった。また、よく調べると往復同じ船で入ると例の旅行割が使えるようだったが、全然気がついていなかった。縦走ではなく、ハブ&スポークで旅程を組むのが正解だったようだ。そういう感覚が鈍っている。

 

最初は、福岡空港からフェリー太古で小値賀島に渡る。博多港2345発で小値賀0440着だが、博多港のそばに温泉施設があるしかなり早くから乗船できるので楽だった。小値賀港でもきれいな待合室で仮眠ができる。0725発の町営船はまゆうで野崎島に渡って、すぐに王位石への半日トレッキングに参加。天気がよく道も歩きやすくてよかった。ガイドツアーへの参加が必須でちょっと高い気もするが、離島は全体的に価格が高めだ。

旧野首教会やきれいな海岸を見て、その日は旧学校の宿舎に泊まる。GWだというのに3組しかおらず、広い教室に一人で泊まった。野首教会は天井が一部崩落しており中には入れず。

この野崎島が今回のハイライトだった。

翌日は、0805発の船で小値賀に戻り、高速船で有川に渡る。1205着。

五島うどんを食べて頭ヶ島天主堂などを見る乗合タクシーツアーに参加。バスで行こうと考えたが本数が少ないので他のところも回るツアー利用にした。

戻って有川のアメダスをみる。学校の隣のお寺の墓地の中にあった。この日は蛤浜近くのカプセルホテル泊。予約が遅れたのもあるが、とにかく宿が高い。

次の日辺りから雨になる。朝、きれいな浜などをぶらつこうと思っていたがそういう天気ではなかったので、コインランドリーで洗濯など済ます。洗濯と乾燥で1000円。後日の長崎では半額だった。有川1329発奈良尾港1444着のバスで移動し、フェリーで福江に向かう。上五島下五島の連絡が悪くて有川からつながらない。それぞれ九州本土とは接続が複数あるのだけど。1620福江着。城跡などを見る。

この辺から巻きが入る。知床の事故の後、船を無理に出さなくなったそうで、特にジェットフォイルや高速船はすぐ止まる、フェリーは比較的頑張るということだった。6日に前線通過の予定だが、その前日の5日もあやしい。6日にジェットフォイルを予約していたが、5日のフェリーで長崎に帰ることにする。5日は自転車をレンタルして奈留島に、6日はツアーで福江島を回る予定だったがキャンセルする。この日は福江のドミ泊。

5日。朝は傘をさして福江のアメダスを見に行く。

16時のフェリーにしようと思ったが、最終なので念のため11時のフェリーを狙って港に行く(フェリーは事前予約できない)。9時のジェットフォイルが欠航になったので既に列が長い。2時間待ちを覚悟するが30分ぐらいで販売を開始してくれた。一人なので助かった。長崎について、中華街でちゃんぽん。無事本土に帰れたのもうれしく、おいしかった。とりあえず出島を見る。

6日は一日長崎。大浦天主堂、長崎のアメダスグラバー園直下の一等地!)、長崎県美術館、めがね橋など。食べ物がおいしい。飛行機は変更が難しかったので、もう一泊して7日の朝に当初予定通り長崎空港から羽田に帰還。

 

後半天気が悪かったのもあるが、キリシタン遺構に興味が持てなかったのでぼんやりした旅行になった。建築物として優れているわけではないので、潜伏キリシタンのストーリーに価値を見出せないとあまり面白くないと思った。野崎島は海もきれいでよかったので、他の島も天気が良くて自転車に乗ったりするとまた違うかもしれない。釣りをしたりとか。