200807仙丈・甲斐駒 その3

3日目は甲斐駒。

前日と同じく、3時起床、4時出発。7時頃寝たので、全然眠くない。また、アミノバイタルが効いたのか、エアサロンパスが効いたのか、筋肉痛もほとんどなく快調だ。

暗い中、沢沿いを仙水小屋へ向かう。ちょっとクマが怖い。

仙水小屋の水場で小休止し、さらに仙水峠へ歩く。昨日と違って、足元が岩ごろごろ地帯で歩きづらいが、歩いてるうちに集中力が上がってくる。そうこうしているうちに日が登り、仙水峠に到着。5時前ぐらいだ。

日の出は過ぎてしまったが、仙水峠からは、摩利支天、地蔵岳オベリスクが見えてすばらしい。

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仙水峠から駒津峰までは、樹林帯の中の激しい登りとなる。足ふらふらになりつつも、振り返ると地蔵岳オベリスク北岳(この二つだけ山座同定できる(笑))が見えて、気分が良い。

駒津峰には6時過ぎに到着。甲斐駒から、地蔵、北岳方面、昨日の仙丈ケ岳、遠くは木曽の日本アルプス北アルプスまで丸見えである。ここから甲斐駒までまた登りになるので、しばらく休憩する。

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ここから甲斐駒山頂までは一時間ぐらいらしいので、気合を入れる。甲斐駒は仙丈ケ岳と違って岩場を登ることになる。その前に、小アブみたいなのがたくさん飛んでいるので、虫除けをしっかり塗る。ディートだ。

駒津峰を出ると、大きな岩があって、ちょっとした手を使う上り下りがある。仙丈ケ岳は高齢者のツアーが来ていたが、甲斐駒は比較的若い人が多いようにも感じるが、難易度も多少上がっているからだろう。

手前の岩を越えると、山頂への直登ルートと、巻き道とに分かれるが、迷わず巻く。

地図を見ると、摩利支天への分岐が山頂付近になっているが、実態は随分手前になっていて、摩利支天に行くのは面倒な感じだ。足元に若干おぼつかなさを感じながら登っていくと雲海の上にでる。八ヶ岳らしい山塊が頭を出している。8時前に山頂に到着。

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山頂では、雷鳥の親子が居た。ひよこがかわいい。写真撮影会になっていた(笑)。

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また駒津峰まで戻り、そこからは北沢峠に真っすぐ降りる双児山ルートを取った。樹林帯を黙々と下るだけで、特に言うことなし。11時頃に到着した。

休憩して、テントをたたんで、沢で沐浴して、12時50分のバスで北沢峠を出発し、広河原へ帰る。広河原から甲府へのバスはなんと7台も出た。おかげで全員座れて楽ちんだった。

甲府では、ほうとうと赤ワインビーフなるものでビールを飲んでから、特急が満席だったので快速のグリーン車で帰る。こっちの方が安くていいかもしれない。

仙丈ケ岳甲斐駒ケ岳という対照的な山が隣接していて、一回で両方登れてしまうのが大変よろしい。北沢峠も行ってキャンプするだけでもいいところだと思う。今回は天気にも恵まれて、体調も快調だったので、とても楽しかった。