2022年夏

コロナも落ち着いていたので、6月に尾瀬を沼田街道から鳩待峠まで歩いたり、7月には早池峰山に登ったり、GW以降も適当に旅行をしていた。何の規制も高齢者以外の4回目のワクチン接種もなかったので、コロナの感染者は7月に入ると当たり前のように増えていったが、何となく自分はかからない気がしていた。しかし、7/28、東京都の感染者が4万人を超えてこの夏一番のピークとなった日に、抗原検査で陽性が確認された。

 

数日前から喉が痛く咳が出るのでこれは怪しいとすぐに掛かれる医者に診てもらったところ、コロナの可能性が高いね、熱が出たら検査やってる病院で診てもらって、とのことだった(そこは検査はやっていない)。この時点で覚悟していたが、案の定、2日後に37.5℃を超えた。最後まで高々38℃程度で発熱は大したことはなかったのだが、ベッドに腰を下ろしたり立ったりを繰り返したのが良くなかったのか、同時にぎっくり腰になってしまい、発熱外来どころか狭い家の中でトイレに行くのにも難儀し、汗だくでも寝がえりも打てず、咳が出るとうめき声が出える始末。痛みがある程度ひくまで、先の医者にもらった薬と残っていたシップで数日しのいで、つながらない発熱外来に1.5時間電話をかけ続けて予約を取り、検査してもらったのが7/28だったのである。たぶん翌7/29の感染者数の報告に入っていることだろう。

 

7月に入ってからは、仕事も完全にテレワークで済ませ、日常的にはスーパーに行くぐらい、たまに外出しても外食もせずマスクを外すこともなく直帰する生活でも感染するのだから、これは運だなあと思った。慰めにはならないが、仕方がない。自分の経験でも発熱外来の予約を取って、感染を確定させるのがかなりの大仕事だったので、軽い人の中には、医者に行かずに済ませて隔離生活を送らないでいる人も相当数いて、実際の感染者数は報告される数よりよほど多いと思われた。

 

熱はすぐ下がったが2週間就業停止で休み、そのまま夏休みに突入した。

夏休みは、利尻富士に登って、礼文のトレッキングコースを歩く予定だったが、体力がおぼつかないのでテン泊の利尻富士はあきらめて、民宿泊で礼文だけ歩く計画に縮小した。礼文はよかったのだが、想像していたより難路(整備はされているがアップダウンが激しい)で結構疲れた。また、咳がしつこく残って、機内などでは気を使った。

帰ってからも咳が止まらないので、また医者に行ってステロイドの吸引薬を2週間続けた。喘息や肺炎は問題なく、PCR検査も陰性だが、咳が出るだけで思ったより体力を使うし、集中力も落ちるものだ。その後も何となく低調でこの夏はぼやぼや過ごしてしまった。