201012ランタン その5(12/27)

トレッキング二日目である。ラマホテルから目的地のランタン村(ランタン谷全体で一番大きい村)まで、昨日と同じく1000mあげるのだが、2400mから3400mと標高も既に高いので、かなりしんどい一日となった。

7時半に起床、顔を洗おうとしたら水場が凍結している。ポリタンで水をくれた。食事をして9時前に出発する。

歩き始めからキツイ登りだが、木々の間から白い山頂が垣間見えるので、テンションが上がってそんなに疲れない。

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道は暗いのだが、山がまぶしい。

二つの小さな集落(家が数軒)を通りすぎて、どんどん高度を上げていく。基本的に沢沿いのだらだら登りで、林間を歩くので薄暗い。2800mを過ぎたぐらいから指がかじかんできたり、風邪っぽい症状がでるなど、高所の影響が体にあらわれてきた。

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途中の村。RIVER SIDEというが、地元の人はグムナチョクと呼んでいた。

昼前ごろにゴダタベラに到着。ここは土地が開けていて日当たりもよく、正面に山も見える気持ちのいいところだ。ここで昼食休憩をとる。

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大変気持ちのよい場所である。

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洗濯のまねごとをしていた子供。ごしごしやって、干さずにそのまま行ってしまった(笑)

ゴダペダラからしばらくは登りも緩やかになり、猿がエサを探すのが見られたり、幸せなトレッキングが続く。

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V字谷からフィヨルドっぽいU字谷になり、展望が開ける。

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お猿。

しかし、登りが緩やかなのもつかの間、Thangsap(3141m)という村の手前の直登が異常に厳しく、道つけた奴はどんな馬鹿だ!と呪いながら歩く。

この辺りから疲労が強く、記憶と写真が少ないのだが、軍のチェックポストがあったり、釣り橋が2つ(一つは迂回した)あったりして、ようやくランタン村が見えてからも随分距離があり、明日の行程は短いから手前で泊まってもいいかな、などと思ったりして、ぐったりしてきた頃、17時過ぎに何とか予定通りランタン村に到着した。ほとんど到着と同時に暗くなった。この日も8時間行動だったが、昨日に比べて高度が高いので疲労感は比較にならない。

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つり橋を渡るT氏

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ランタン村が見えるのだが遠い。

夜は強い風が吹いて外にでると骨まで凍みるような寒さだったが、毛布も出してもらったのでちゃんと眠れた。ただし、疲れすぎて翌日が心配である。

後で思ったのだが、日程に余裕があればこの二日目は二日に分けて歩いて、途中のゴダタベラで一泊するのがよいだろう。3000mを超えるとしんどさが俄然違ってくるので、特にポーターを雇わず自分で荷物を担ぐなら、体力温存して翌日に備えるとよい。

以下、二日目の行程
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