200804香川~その5~
三日目。最終日。
最初は坂出の東山魁夷せとうち美術館。坂出は初日に岡山から高松に来るときに通過した駅だ。坂出からは本数が少ないがバスと乗合タクシーが出ている。なんでも、魁夷の祖父がこの辺の島の出身だそうだ。
建物は小品で、収蔵物も多くない。カフェが瀬戸大橋に望む最高のロケーションにあるが、へんなレストハウス的なものが目の前にあって萎える。何とかならないものか。
坂出から丸亀は電車で数駅だ。丸亀駅を出ると目の前が丸亀市猪熊弦一郎美術館だが、さらにその前におっさんが!写真撮らずには居られませんでした(笑)。この腹はうららかなGWとはいえ大丈夫なのか。
建物の中の写真も企画展示室以外は撮っていいということでしたので、どんどんupするよ。
建物だけじゃなくて、企画展もノイエザッハリヒカイト時代の写真とか渋いのをやっていた。レストランも雰囲気もよく味も良かった。久しぶりにうどん以外のものを食べたからかも知れない。
丸亀から琴平までは電車で20分程度と近いのだが、本数が少ないので、行かれる人は注意されたい。
琴平駅から10分ぐらい歩くと、金刀比羅宮への石段に出て、そこからはひたすら土産物屋の間を登ることになる。たいしたものは売っていないが、石段が石段だけに、レンタル杖や駕籠が目に付く。
土産物街を抜けると、静かな境内に入るがやっぱり石段は続く。こんぴらさんは有名なだけあって、左右は寄進の石碑や灯篭で埋め尽くされている。
途中、お百度参りのカウンターだという百度石(写真)があった。マニ車と勘違いしたのか、ここに札かけると100回来たことになるんだよ、としたり顔で解説している人もいた。それじゃ、お一度参りだよ。
本宮には600段ぐらいで到着した。結構な運動になるが、走って登ってくるサッカー少年団がいてびびった。ひざ痛めないだろうか。
ここら辺の建物には、あちこちに(金)と書いてあるのがコテコテでカッコいい。懸魚や鰹木にも書いてある徹底っぷりだ。売っているお守りも金ぴかで、御利益ありそうだ。
下りは楽ちんであっという間についた。抹茶とまんじゅうを食べたら、琴平駅前からバスに乗って高松空港まで小一時間。空港で最後のうどん(またかよ)を食べて、一眠りしたら東京に着いていた。
香川は小さいので、見所が凝縮されていて3日でも十分楽しかった。なんで美術館が充実しているのかよく判らないけど、栗林公園や金刀比羅宮が以外に良かったです。うどんはしばらくいいや。