200904屋久島 その1

一日目の4/29は、朝、東京を発って、夜には屋久島の白谷小屋まで行ってしまう予定である。

1day

前夜は、仕事が忙しかったり準備をしたりで、2時間しか寝られなかった。朝、6:50羽田発鹿児島行きの便に乗るのに、始発の電車でも間に合うが、寝過ごしが怖かったので、リーマンパワーで元住吉からタクシーに乗った。

多摩川沿いを走らせながら、タクシーの運転手に屋久島で宮之浦岳に登るんだ的な話をしたら、実は運転手さんは修験者の山岳会に入っていて、いろいろ面白い話をしてくれた。300人で滝にうたれるのにバスを9往復させたり、うたれるのは一人数秒だったり、その後、3m四方の護摩壇を焚いてやけどしそうになったり、火の上を歩くのは最初の人は辛かったり。もうちょっと聞きたかったが、すぐ羽田についた。テンション上がったぞ。

荷物のチェックインの時に見てみたら、ザックは13kg。テントも入ってるのでかなり重い。

飛行機では爆睡した。旅行マニアなのでよく飛行機に乗るけど、離陸する瞬間って、必ず寝てしまう。後でFさんにその話をしたら、やっぱり「ああ、寝てしまいますね」とのこと。後ろに引っ張られるときに魂も抜けてくのだろうか。

8年前は、鹿児島空港から屋久島までも飛行機で行ったが、今回は取れなかったので、高速船ロケットに乗る。以前は、高速船トッピーか遅いフェリーしかなかったが、ロケットの会社は平成15年に設立されたようだ。種子島がメインなのかな。

鹿児島空港から港までは、シャトルバスで50分ぐらいかかる。バスを降りたら、バーナーの燃料を山道具店で買う。飛行機には持ち込めないのだ。いい商売だと思う。

大きなスーパーで食料を追加して、ロケットの発着場(高速船のね)でFさんと落ち合う。発着場は目の前が桜島で迫力がある。Dsc_0003
ロケットと桜島

ロケットに乗ったら、ものの2時間で屋久島の宮之浦港に到着。宮之浦は屋久島で一番大きい町だ。

宮之浦港からは僕らが入山する白谷雲水峡(名前からしてイイ!)へ行くバスも出ているが、時間が勿体無いので、ここでもリーマンパワー(タクシー)を使用する。30分ぐらいで白谷雲水峡に到着した。

ここから、トレッキング開始。白谷小屋までの2h程度、もののけ姫的な森が広がる地帯を歩く。水も豊富で、一番屋久島っぽい場所ではないかと思う。

しばし、その景色をお楽しみ下さい。森の中は暗い上に樹がでかくて入らないので、魚眼レンズを持っていった。

Dsc_0008_2最初に会ったちょっと仙人っぽい人。下山する辺りでまたすれ違った。

Dsc_0014雲水峡的。

Dsc_00353本足杉の上の方。

Dsc_0045見事に3本。

Dsc_0057苔むした切り株。江戸時代にかなり伐採したらしい。

Dsc_0072異形。うねってます。

Dsc_0089なんの花ですかね。

Dsc_0097切り株の中から。

Dsc_0104こういう杉がたくさんある。

白谷小屋には、17頃到着した。まだ随分明るい。

早速、外でお茶を沸かしたり、夕飯を作ったりする。右側の団体は大阪の方の大学生で、この後の行程も大体同じだった。そしていつもでかい鍋を手で押さえているのもずっと同じだった。

前回と違ったのは、外国からのトレッカーの姿が多かったこと。ここでもニュージーランドの人と、中国の人が泊まっていた。

Dsc_0111歩いた後のこのひとときが幸せ。

ちなみに、8年前の写真もあったので、並べてみよう。Yaku02

なんだか寂しげ?

1day1本日のデータ