200904屋久島 その2
屋久島二日目の4/30。平日だと思うと嬉しさもひとしお。トロッコ道を通って、ウィルソン株、縄文杉を見て、新高塚小屋を目指す。
朝、6時に白谷小屋を出発。8年前は、ぐずぐず寝ていて随分遅い出発だったような気がするが、おっさんなので、余裕を持って早めにでるのだ。
まずは辻峠までの登り。鬱蒼とした森の中で、朝とはいえ暑い。でも、足元にさらさら水が流れていて気温より涼しく感じる。
森と水=屋久島的
辻峠に到着。随分歩いたような気がするが、小屋から高々20分だ。毎朝最初の一本目はきつい。
辻峠からはトロッコ道まで下りだ。この辺から巨石が多くなった。
白谷小屋からだいたい一時間ぐらいで、トロッコ道に合流した。トロッコ道は、昔林業で使っていたトロッコの名残だ。平坦なので、縄文杉ツアーの人たちは、荒川登山口からトロッコ道をひたすら歩いてくるようだ。
トロッコ道の途中にも、巨杉があったり、橋があったりして、結構面白い。
トロッコ道終わり近く。
トロッコ道の終点には滝があって、皆そこで休んでいた。ここから大株歩道というキツめの登りになるのだ。大株歩道の先にはウィルソン株と縄文杉がある。
トロッコ道終わりの滝。水量豊富だ。
大株歩道の道中にも、翁杉とかいろいろあるのですが、すっ飛ばしてウィルソン株です。
僕は二回目だけど写真を撮りまくってしまった。初めてみるとよりグッとくるものがあるのではないか。
中は余裕で住めるぐらいの広さがあって、小川や祠まである。多分自分の部屋より環境がいい。
さて、さらに登ると、いよいよ縄文杉です。
縄文杉でした。
魚眼レンズ、面白いけどやっぱり色収差がありますね。あと、全景が入るのはいいけど、迫力がなくなる。体感だと、もっと大きいんですが。
縄文杉は、wikipediaによると、諸説あるものの樹齢3000年以上の老木だそうだ。3000年って、四大文明発祥とか、そういう時間の単位だ。文明より長く生きるってどういう感じだろう。手塚治虫の火の鳥的だが、杉だからそんなことどうでも良いのだろう。伐られなければ。
縄文杉から20分ぐらい行くと、高塚小屋という小さな小屋があって、その前が休憩所になっていた。以下が8年前の高塚小屋。今回は写真を取り損ねたが、小屋の前が全部、ウッドデッキになっていて、トイレなどが設置されていた。全体を通して一番変わっていた場所だ。
8年前の高塚小屋。納骨堂っぽくて怖い。今はこの前が明るいウッドデッキになって、昼飯所になっていた。
さらに登ります。
ちょっと疲れが見えてきたが、それでも12時過ぎには新高塚小屋に到着した。結構いいペースだったと思う。
新高塚小屋は、大きくて立派。それでもGWだけあって、夜は通路にも人が寝てるぐらい混んだ。
歩いている時は、景色が良かったり気分が良かったりしても、どうしてもしんどい方が先にたってしまうことがある。歩き終わった後、ラーメンなどを作っているこの時間帯が一番幸せかもしれない。あと、ビールを持って上がる気合があれば完璧なんだけど。
新高塚小屋に荷物を置いて、昼を食べた後、第一展望台まで空荷で行ってみた。途中、巨石があったり。
つきました。第一展望台。10分ぐらいか。
この日は晴れてたので、景色は最高。正面(ちょっと右)が九州最高峰で明日登る宮之浦岳(だと思う。)
これは前回の第一展望台。ガスってますね。これはこれで雰囲気があるけど。
展望台から戻ってきたら、テント村が出現していた。さすがGWの混みようだ。
昨晩、白谷小屋であった人とまた会ったので、カメラやトレイルランニング(自分はしないけど)などの話で盛り上がる。趣味が合う人との話はとても楽しい。
明日は、宮之浦岳に登ります。