200904屋久島 その3
5/1は早くも3日目。山中では3泊4日なので、折り返し地点だ。今日は最高峰宮之浦岳に登って、淀川小屋まで下る。
さて、意気込んで6時前に出発しようと外に出たら、雨が降っていた。屋久島は一月に35日雨が降るという多雨な気候なので、むしろ昨日、一昨日が快調だったというべきか。しかし、山頂では晴れてほしいものだ。
雨なので、もくもくと歩く。昨日いった第一展望台の先の第二展望台では、視界ゼロ。昨日、第一展望台に行っておいてよかった。
しばらくすると、気温が上がってきたせいか、うっすらとではあるものの、晴れ間が見えるようになった。
お、晴れ間?!ナショジオっぽい。
ここから上は、巨石がごろごろしている。前回と同じところで写真を撮っていたのが面白い。写真を撮りたくなるポイントの感覚は変わってないのだろう。
日頃の行いの結果か、だんだん雨は弱まり、8時ごろ、平石岩屋に到着した頃にはほぼやんでいた。山頂からの景色が拝めるか?!
緑もくっきり。ここまで上がると、随分植生も変わり、巨木はない。
ここから焼野三叉路(宮之浦岳と永田岳の分岐)までは、笹の中をかきわけるように登山道を歩く。
焼野三叉路についたのが、9時前ぐらい。休憩してたら、急に日が出てきた。
さあ、この隙に宮之浦岳に登ってしまおう。
はい、登りました!
登ってるうちにたちまちまた曇ってしまった。。。実は前回も同じで宮之浦岳からの景色を拝めなかったのだ。
前回。
まあ、山だし仕方がない。1,936mの九州最高峰宮之浦岳。いつかまた晴れた日にリベンジをするぞ。
バーナーを出して行動食を食べてたら、また降り始めたので、そそくさと山頂を後にする。
花之江河という日本最南端の湿地帯へ下る。道中もなかなかいい感じの風景。
やつはあちこちにいた。ユビキタス。
なんかもう、下ってしまうのが勿体無いようないい景色だ。東京とか町に暮らしていると実感できないけど、日本は緑の多いイイ国だと思う。
もう少し行くと小花之江河というのがあり、そっちの方が景色はよいかもしれない。
さらに下って、淀川小屋を目指す。
14時過ぎに淀川小屋に到着。
淀川小屋には、下山後ニュースでみた携帯トイレのブースがあった。5/2から使用開始だったらしく、この5/1はなんだかよく分らなかったが、小屋のトイレの調査にきた人が便槽を調べて、「今からこれだと、明日から大変だぞ。」といっているのが耳に入った。
それはともかく、ここは川が恐ろしくきれいなのだ。ここから一時間もしないで車道にでられるので、泊まらないで下山する人が多いようだったが、それは非常にもったいない。
夜はいびきがうるさい人が近くにいたのが残念だった。まあ、5人いれば一人はいるから小屋泊まりでは仕方がない。その点、テントは気兼ねなくてよいのだが。