201308知床 その1 (8/24,25)

■8/24(土)

この夏は連日35度に迫る猛暑が続き、八月末にもなると夏ばてでぐったりである。早く北の大地で涼みたいという思いとともに機上の人となる。

女満別空港には13時着、直ちに北見行きのバスに乗り、所要40分で北見に到着。JR北見駅の隣のデパートの1階がこじんまりしたバスターミナルになっている。阿寒湖行きのバスがくるまで、デパートの上の食堂で昼食。懐かしい感じの食堂である。

阿寒湖を経由して釧路まで行く釧北号は3列シートのトイレ付きで、車両は若干古いが結構いい。前のTVでずっと映画をつけっぱなしにしていて、インドのバスみたいだと思う。

北見を15時に出て、阿寒湖畔には16時過ぎに着。10分ぐらい歩くとキャンプ場に到着である。

このキャンプ場は、キャパシティが200張、足湯もある立派なところだが、今晩は6組ぐらいしかいない。管理棟で受付をしたら、今晩は荒れるかも知れないので、ブルーシートが張ってあるのでその下にテントを張るといいという。助かるが、鉄柱に雷が落ちるかもしれないので、雷がひどくなったら足湯棟に避難するように言われてややひるむ。

テンパってから、阿寒湖畔を歩き回ってみる。いわゆる温泉街である。おそらくみんな宿で食べるのであろう、食事をするところが少ないが、コンビニがたくさんあるので何とかなりそうである。気温は涼しいが、天気が悪く湿度が高いので蒸す。北海道はからっと晴れているイメージがあったので、なんかちがうなー、と思う。

夜はアイヌコタンのシアターで伝統舞踊的なものを見る。30分ぐらいのプログラム。客が少ないのに、一緒に参加してください、みたいな客いじり系の出し物もあって若干気まずい感じになった。

_dsc5929
アイヌコタンの土産物屋。なぜか夜撮った。ナコルルっぽさはみじんもなし。

夜は結局降らなかった。

■8/25(日)
この日、雌阿寒岳に登ろうかと思っていたが、明日の方が天気がましなようなので、準備と観光にする。

7時頃起きるがなんだか蒸し暑い。

午前中は、ボッケという泥火山がある湖畔の遊歩道を散策。岸辺で普通に沸いている。温泉天国である。エコセンターで雌阿寒岳の聞き込み。ヒグマは7月にこの遊歩道に現れたというが、雌阿寒岳は大丈夫そう。

_dsc5957
温泉というか、泥が沸いている。温泉無双すぎ。

阿寒湖の遊覧船に乗って、マリモをみにいく。自生しているのを見られるのかと思ったらそうではなくて、自生地から水槽に持ってきたのをみせてくれるだけだった。遊覧船は、マリモの島だけじゃなくていろいろ回ってくれて悪くない。しかし、ひたすら雲が厚く、目の前に見えるはずの雄阿寒岳は雲の中だ。

_dsc5997
まりも展示施設のあるチュウルイ島

_dsc6021
雄阿寒岳をご覧ください。

 

昼は旨い豚丼を食べる。一人だとどうしても孤独のグルメっぽくなる。観光地の食堂って侮ってたけど、悪くない、決して悪くないぞ!

その後、温泉街の大きいホテルで日帰り入浴するが、昼飯時なので自分しかいなくて気分が良い。

翌日の雌阿寒岳登山口までのタクシーを電話で予約する。流しのタクシーがまったくいないので、PHSが通じて良かった。

雨が降ってきたので、テントに戻る。ラジオの天気予報では明朝まで雨は残るそうだ。

夜半、雨足が強まる。