201408北アルプス表銀座(8/24)
【3日目】
この日は一番長く歩く予定である。5時前から朝食を食べるのに並んでいたら、驚いたことにAさんが去年のネパールのトレッキングで知り合ったTさんにばったり出会った。僕とAさんもネパールで知り合ったのだが、まったく奇運である。
5時半に常念小屋を出発すると、いきなり常念岳への登りである。ガスっていて見晴らしも良くない。急登がおわりピークに到着か?と思うとさらに続いているという展開で気分的に辛い。それでも7時に常念岳ピークに到着。
下りは大きな石がごろごろしていて歩きづらいが、三回目の雷鳥に会った。
こんなに雷鳥がいるとは思わなかった。
常念から先も、2,512mのピーク、2,592mのピーク、蝶槍などの小ピークが連続するアップダウンの多い区間で、距離の割りに疲れる。雨もところどころで降っていて、カッパなので暑い。
11時に横尾に降りる分岐を通過し、11時半になだらかな蝶ヶ岳山頂に到着した。これで今回の登りは終わりである。
左上のが蝶ヶ岳山頂。
蝶ヶ岳ヒュッテで休憩をして、13時前ぐらいから横尾への下りに取り掛かる。かなりの傾斜だが、キノコが生えてたり、八ヶ岳にも似た樹林帯で歩きやすい。15時ごろ、ついに横尾山荘に到着した。
正面はフィヨルドのよう。
横尾山荘の宿泊部は非常に新しくきれいだ。従業員の対応もよい。さすが上高地である。寝るところもこれまでの雑魚寝ではなく、二段ベッドで空間が約束されている。さらに風呂まで入れる。すっかり汗を流してくつろいだが、疲労の蓄積も感じた。明日は平地を3時間歩くだけである。
たくさん歩いたわりに天気が良くなかったので、写真がさみしい。