201602八幡平スノーシュー

2/11の建国記念日をからめた飛び石連休を利用して、二泊三日で八幡平で樹氷をみてきた。今年は暖冬で雪も少なく、また折から日本海を気圧の谷が通過して全国的に気温が高い週末だったのでどうなるかと思ったが、八幡平に行った日は非常に天気がよくて、楽しかった。

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八幡平は、夏にはバスで頂上まで行けるけれども、冬になるとアスピーテラインが閉鎖されるため、アクセスする手段が無くなる。今回は、八幡平に近い後生掛温泉の湯治部に二泊して、スノーシューで歩いて上った。山スキーの人も結構いた。

同行はいつものFさん、Aさん、たけし。

東京を1020発のはやぶさ13号に乗るとちょうど昼ごろ盛岡に着くので、そこでわんこそばを食べようと思ったが、あれは結構時間がかかるらしく、たべてるひとはみんな前もって予約をしているようだった。それを横目で見ながら普通のそばを食べた。次は予約していこう。

盛岡からはローカル線の花輪線にまた二時間乗って、鹿角花輪駅から送迎バスに一時間揺られると、後生掛温泉に到着である。安い湯治部でも送迎があるのが嬉しい。もっとも自炊で長期逗留する人が多いようであるが。

八幡平に行くルートを確認したり、温泉に入ったりして、とりあえず待ったりすごす。二階の個室部屋なのだけど、一階がオンドル部屋で熱気が上がってくるのか終始暑かった。外の最低気温は氷点下10度の世界なのに。個室は、寝具もついている。大部屋だとついていないので、レンタルができるようだ。
温泉は、木造で広々していて、有名な蒸し風呂以外にも打たせ湯、泥湯、もちろん露天もあってよかった。シャンプーとボディソープもちゃんと備え付けがあった。
夕食は山菜や漬物中心で、はたはたの一夜干しが旨かった。一日目はきりたんぽもついていた。田舎で食べる山菜は、東京で食べる箸休めみたいなのと違って、食事のメインをはれるほど旨いと最近田舎に旅行に行くようになって気付いた。味が濃いので血圧が上がりそうだけども。

翌日は、9時前に出発。よい天気で気温も低すぎず。ルートは、スキー場のリフトを使うと書いてあるサイトもあったが、温泉から微妙に歩くので、アスピーテラインをそのまま上っていくことにした。雪の壁が1m以上できていたが、これでも例年の半分らしかった。小一時間歩いて、蒸ヶ湯(冬季閉鎖)付近でスノーシューをつけて山道に入る。それでもずっと緩やかなのぼりである。トレースは山頂までついていた。歩き始めの樹氷は枝が見えているのが多かったが、1600m近くなるとすごい。ピーク付近の避難小屋で休憩をして、源太森から振り返ると一番素晴らしい景色が広がっていた。

帰りは早い。3時間もかからないで到着。

二日目は、9時出発の送迎バスで鹿角花輪まで送ってもらい、レンタカーで森吉山を目指す。あいにくの雨模様である。気温も高い。途中で比内地鶏のソフトクリームを食べたりして、森吉阿仁スキー場のロープウェイまできたが、チケット売り場で樹氷は昨日からの雨で落ちてしまっているとの話をきく。せっかくなのでそれでも上がってみたが、残念ながらぜんぜん駄目だった。

すぐ降りて、秋田空港でレンタカーを返して飛行機で羽田に帰還。東京も気温が高い。

八幡平で溶ける前に樹氷をみられたのはラッキーだった。