四国に行った(201904)

改元に伴い大型連休となったが、海外行きのチケットも高いので、また寝台列車に乗ることにした。

こんどはサンライズ瀬戸で、四国である。四国の百名山は惹かれるものがないが、剣山から三嶺の方へ抜けるとよさそうだ。三嶺からは名頃に下りるのが普通のようだが、来た方に戻るのもつまらないし、二重かずら橋という観光名所があるので道が混む可能性がある。ということで、高知の光石登山口に降りて、「影」というバス停まで歩いてバスで土佐山田に出ることにした(このバスの時刻がなかなか出てこなくて大変だった)。

写真

■4/27-28(土)

2200発のサンライズ瀬戸。車両の端の上下ぶち抜きの部屋で、開放感があっていいわい、と思ってたら車両の端だけあって結構揺れて寝にくい。高松から池谷で乗り換えて鳴門駅で下車、バスで鳴門の渦の道までバスで行く。ザックをコインロッカーに預けて渦潮を見に行くが、時間が合わずまったく発生していない。天気はよくて景色はよい。鯛の漬け丼を食べる。

バスで徳島に出る。宿に荷物を置いて、阿波踊りセンターから眉山へのロープウェイに乗る。阿波踊りセンターもよく分からないが、眉山の上にパゴダがあって???となる。ここも景色はよい。夜は徳島ラーメンを食べた。豚ばら肉で甘口。わりと好み。

■4/29(月)

徳島線で貞光まで行って剣山の登山口(見ノ越)まで行くのだが、手前の穴吹にうだつの町並みがあるので見ていく。穴吹駅にロッカーはないが駅で荷物預かりをしている。ちょっと距離があるので、行きはタクシー、帰りはバスに時刻を合わせて戻ってきた。吉野川の土手に上がると沈下橋が見えてよい。

貞光駅でたけしと合流。バスはマイクロバス。途中で一度乗り換えるのだが、そこから雨が降ってきた。見ノ越の駐車場で仕度をして、雨の中、今日の宿の一ノ森ヒュッテに向かう。

森の中は雨だがコケの具合がすごくよい。後で聞くと霧が多いのでよく育つのだそうだ。一ノ森ヒュッテはキャンセルがあいついで宿泊客は5人。もともと参拝客向けの宿だったが今は市営で委託されている。3段ベッド×2の部屋を二人で使ってよかった。管理人が話好き。

■4/30(火)

たけしが朝ドラを見てから出発。剣山山頂は展望なし。次郎笈の水場(名水)もよくわからず通り過ぎる。丸山避難小屋で休憩をする。天気が悪いのでここから下山する家族連れもいた。白髪避難小屋にはだいたいコースタイムで到着。先客3名で雨だったので僕は小屋に泊まり、たけしはテント。時間が遅くなるにつれ人が増えてきて最終的には10人弱になったようだ。先客の一人で千葉の人は、破線の石立山からきたという。すごいな。

■5/1(水)

令和になった。特に何もなし。やはりガスっている。三嶺のあと、尾根沿いに廻るつもりだったが、お亀岩避難小屋(人気らしい)からまっすぐ沢筋を下山することにした。ネットでこの辺は台風で荒廃したとあったのでやや不安。

三嶺の直前は急なのぼり。池の周りも展望なし。三嶺の小屋はよさそうだったので、水があればよいと思う。ガスの中をお亀岩避難小屋まで歩く。ここも水場が近くてストーブまであっていい小屋だ。昨日とまった白髪避難小屋もこれぐらい整備して欲しい。休憩して下る。沢沿いで源流間があってよい。渡渉が何回かあるが雨がなかったら涸れているところもありそうだ。鹿がいた。

やや荒れ気味のトラバースもあったが、八丁ヒュッテのあたりで、こっちじゃなくてフスベヨリ谷方面は危険との札が立っていた。そっち側がもっと崩落しているようだ。

堂床キャンプ場に到着。キャンプ場とは名ばかりで何もない。川がきれい。水場は下山口方向にちょっと行ったところにある。水汲みついでに光石登山口まで偵察。トイレがきれいだったので用を済ますなど。キャンプ場は他に人も居らず快適に過ごす。

■5/2(木)

バスを逃すと危ないので、早めに出発。影の素朴な集落。またマイクロバスのコミュニティバスに乗る。バスではしきりにダムの水位が例年より低い話をしている。大栃で乗り換えて、土佐山田からJRで高知に出る。

宿(ここのオーナーも話好きの山の人だった)に荷物を預けて、食事&風呂。ホテルの風呂で温泉で快適。その後自由行動で、高知城をみるなど。やや頭痛くなって早く宿に戻る。たけしと合流して夕飯はちゃんとしたところで郷土料理。さすがにかつおなどうまい。

■5/3(金)

もともと、高知では仁淀川のキャンプ場に行きたかったのだが時間がなかったので町泊まりにした。往生際わるく仁淀川を調べたら和紙のこいのぼりを流すイベントを5/3-5でやるらしいのでみにいく。高知から電車で波川からが一番近いようだが、通過待ちがあるので手前の駅で降りて歩く。橋の上から見るのがよいようだった。もっと天気がよいと、こいのぼりの影が川底に映ってよいらしい。紙の博物館みたいのを覗いて高知に戻り、宿で荷物を回収してバスで空港へ。恙無く帰還。