境界線を行く(ヒマラヤ編) その4
【地の果て感部門】
ヒマラヤは、北極、南極に次ぐ第三の極地といわれることもある。そんな極地感を最も感じられるのはどこだろうか。
■チベット ★★★★
ラサの町は中国化が進んでいるけど、ちょっと郊外に行くとすぐ火星の景色になる。打ち壊されたお寺がさびしい。★四つ。
■ネパール ★★★
観光客が多いのと、山の中も樹木が多いので、地の果て感は比較的少ない。でもヒマラヤを見ると来るところまで来たな、と思う。★三つ。
プーンヒル。さすがにトレッキングのメッカだけあって人は多い。
■ブータン ★★★
緑が多いので、人は少なくても地の果て感は少ない。しかし、日本の中世に来たような、時間を遡ったような村のたたずまいに、ここはどこだ感は大きい。★三つ。
■シッキム ★
有名な避暑地なので、地の果て感はなし。こんなとこでも、こんなに人いるんだー、って思った。
■ラダック ★★★★★
デリーからの飛行機が頭に雪をかぶった山脈を越えて飛んでいく、その時からすでに極地感マックス。降りたレーの町は火星のコロニーか。当然★五つ。場所柄、道路が整備されていて軍のトラックが行き交っており、それがむしろ火星っぽさをあおる。