境界線を行く(ヒマラヤ編) その3

【トレッキング部門】

このエリアの大きな楽しみは、もちろんヒマラヤを望むトレッキングである。日本と違って、登山とトレッキングは明確に区別されており、トレッキングは誰でも楽しむことができ、ネパールなどでは主要な産業にすらなっている。

チベット 

ガイドブックによると、一応できるらしい。しかし、ヒマラヤの南側諸国に比べてると一般的な旅行者が楽しむのに十分なインフラ(宿とか道とか)が整っていないので、低い評価となった。

■ネパール 

文句なしに★五つ。僕が海外トレッキングに行くようになったのも、ネパールのトレッキングの素晴らしさによるところが大きい。僕が行ったのはアンナプルナの下の方5日間だけだったが、そんなイージールートから、一ヶ月以上かかるような本格的なルートまでさまざまバリエーションがある。

アンナプルナの下の方は、ルート中、二時間か半日おきぐらいに泊まれるところか食事できるところがあり、高度順応さえできれば日本でテントかついで縦走するより楽ちんで、ヒマラヤが丸見えの絶景が楽しめる。

Fh020022 幸せの朝ごはん風景(トレッキング中)

ブータン 

ブータンは微妙。ジョモラリという山が見える標高4,000mぐらいのベースキャンプまで行ったのだが、天気が悪かったのだ。トレッキングコースのバリエーションはネパールに比べると格段に少ない。そもそも旅行者が少ないのだから当たり前だが、トレッキングのインフラも十分じゃない。

しかし、ブータンの人のホスピタリティは素晴らしく、我々二人に対し、馬5頭、ガイドやコックさん、馬使いなど5人がついてくれて、テント設営、料理など何くれとなく面倒を見てくれたので、道中は非常に楽しかった。なので、★三つとします。

なお、インド洋の湿気がヒマラヤにぶつかる場所なので、雨が多い場所だそうな。

Pict0290 ここで標高4,000mぐらい

■シッキム 

シッキムは実はトレッキングには行ってないのです。現地で会った人にトレッキングできると聞いたのですが、天気が荒れ模様で断念をしたのだった。ネパールとインドの国境あたりを歩くそうです。

行ってないので、中途半端に★三つとしておきます。

■ラダック 

ラダックのトレッキングは必殺でした。途中で、火星を歩いてるのかと何度も思った。そんな中、インダス川支流の村の緑やお寺のギャップがすごい。ヒマラヤの高山はあまりみえないので★四つ。

Dsc_0405ボンボン・ラ (峠)からの風景