家で焚き火(大平宿総集編) その2
【大平宿二回目】 2008年春
一回目は非常に楽しかった。しかし、東京から4時間かかってしまうので、一泊だと本当に宴会して終わりになってしまう。せっかくあれだけ楽しい場所なのに勿体無い。
というわけで、2008年のゴールデンウィークの5/3,4,5で、二泊三日で再訪してきた。今度も9人集まり、リピート率が高い。囲炉裏の中毒性が疑われる。
さて、また昼に飯田に集合したあと、買出し組みと釣り堀組みに分かれることになった。
囲炉裏といえば、川魚を棒にさして焼かないわけにはいかないだろう、ということである。大平にも川が流れていて、一応漁業料を払えば釣りをしてよいみたいだが、素人が川で釣れるわけもない。幸い、近くにいくつか釣り堀があり、そのうちの車屋に行って調達することにした。
車屋は飯田から車で40分ぐらい南下したところにあった。若干分りにくかったが、季節柄、きれいな花が咲いていて気分が良い場所だ。
フライング気味に、釣り堀組みでとりあえず食べる。こういうのを囲炉裏でやりたいのだ。
無事、人数分調達して、飯田の温泉「天空の城」によってから大平宿へ向った。
ロボット兵とかは出てこなかった。 南アルプスがよく見えて、普通にいい温泉でした。
大平宿についた頃には、もうちょっと暗くなりかけていたが、今回は△大蔵屋に泊まることになっていた。屋号の「△」の部分は下の写真参照。今回のは明治中期の建設である。ざんぎり頭の人が泊まっただろうか。
大蔵屋は、このほかに「大蔵屋」「おおくらや」があり、違う建物なので注意。
早速宴会。鍋の準備も既に整っている。早速イワナを焼きましょう。
竹串に刺して、炉辺に並べるのが夢だったが、串がすぐへたってきたり、火からの距離の調節ができなかったりと難しく、あきらめて網で焼いた。絵的には残念だが、味は変わらないので良しとしましょう。
そして、また宴会の夜は更けていった。
翌朝。
たたまれたシュラフ。あんまりこういうのみたことない。
二日目は、ちょっと遠出をして中央アルプスでも、とか言っていたのだが、当然のように起きるのが遅くなったので、近場の兀岳に行くことにした。
兀岳というのは、↓の地図ではちょっと分りにくいが、大平宿から大平街道を西に行って、大平峠を越えたところから入る小さな山だ。
兀岳は、理系である我々は当然のように「パイダケ」と読んでいたが、なんか違う気もするので、それを確かめに行かねばならない。「およそ3たけ」かも知れないのだ。
とか思っていたら、登山口にいきなり答えが書いてあった。「はげだけ」だそうな。なんだ。
この日はいい天気で、汗だくになりながら山頂まで小一時間かかった。山頂からは乗鞍、御嶽、南アルプスなどが見えた。
夜は、買出し部隊が飯田で肉を調達してきて、焼肉で宴会だった。何故だかこの晩の記憶があまりない。なぜだか。
あと、今回は、前回の反省を生かして、薪100%じゃなくて飯田のスーパーで炭も買ってきた。炭だとあまり煙が出ないので調子が良い。一酸化炭素も日本の伝統家屋の換気のよさ(隙間風)の前には問題にならない。
さて、いつの間にか最終日。この日もいい天気だ。
午前中は、有名な妻籠宿に行ってみた。大平宿から車で40分ぐらいでいける。
きれいにしているなぁ、と思ったが、個人的には野趣溢れる大平宿の方が好みだ。
妻籠宿
戻ってからは、例によって掃除して飯田に戻って解散。二日あるとかなりゆっくり遊べる。
あと、薪だけじゃなくて炭を使っても、風呂に入っても、体が燻製くさい。帰りの電車で隣だった人、ごめんなさい。