201004オランダ・ベルギー その4(4/27)
やっぱり4時に目が覚めるな。
今日は移動日である。アムステルダムからロッテルダムに移動する。
朝、宿のネコが部屋に入りたがってきたので、入れて遊ぶ。嬉しい。
宿をチェックアウトして、バスでアムステルダム中央駅へ。そこからデンハーグを経由してロッテルダムに向かう。
デンハーグでは、マウリッツハイス美術館に行こうと思ったのだが、駅のロッカーが閉鎖されてたり、スケベニンゲンに行ったら時間がなくなったりして、結局断念した。
スケベニンゲンはScheveningenだが、スヘーフェニンゲンと発音するようだ。北海に面した高級リゾート地で、ネタで行ったのが普通にいいところでやや当惑した。高級ホテルやカジノまである。デンハーグからはトラムで20分ぐらいで到着した。
あんまり本気の観光ばかりしても疲れてしまうので、こういうのもよろしかろう。
デンハーグからロッテルダムへは、地下鉄があるようなので、それで移動してみた。デンハーグ、デルフト、ロッテルダムのあたりは地下鉄やバスで接続されている。東京と横浜みたいな感覚だろうか。
ロッテルダムでの宿は、Maritime Hotel。トイレ、バス共同のシングルに2泊で88ユーロ。
午後はキンデルダイクに風車を見にいくつもりだったが、行き方がよく分らないので先に目当ての美術館に行くことにした。
まず、OMA(クールハース)のクンストハル。クールハースはさんざん学生の頃、雑誌などで見たけど、現物を見るのははじめてである。
まず、外観。
思ったより普通?!次、内観。
ボイマンス美術館が改装中で、その間作品を退避して倉庫的な企画展を開催中だった。
空間構成は面白いと思うけど、ディテールは谷口吉生とか日本の建築家の方がいけてる気がした。
さて、次はこの旅行で一番行きたかった美術館、ボイマンス美術館である。今は無き池袋のセゾン美術館で、1996年にボイマンス美術館展を開催したときにブリューゲルのバベルの塔(後期)が来日していて、いたく感銘を受けた記憶がある。どれくらいかというと、卒業設計がぐるぐるした図書館になったぐらいだ。だいたい、クールハースとバベルの塔(もちろんボルヘスも)が主成分だから、今日一日ですっかり復習をすることになる。
なのだが、ボイマンス美術館の入り口の回転扉を逆に押して、今日は休みと勘違いしそうになった。全然人がいないんだもん。
んで、絵のほうですが、いやーすごいですわ。しかもなぜか客が少なくて、貸切に近い状態だった。
トット・シント・ヤンスの聖母子のまわりを天使がぐるぐるしてるやつ。
ファン・ヘームスケルク
出ました、ピーテル・ブリューゲル(I)のバベルの塔。ちなみに、前期のは美術史美術館にある。
近代の部も充実している。ぐったりしてあまりしっかり見れなかったけど。ダリもいいのがたくさんあった。
いやあ、すごかった。
いろいろ歩いたので、足が棒のようだ。夕食はホテルのレストランで済ませることにして、bomi(バーミーか?)という焼きそば的なものを食べたが、非常にまずかった。
そういえば、そろそろ両替もしないと。