2012年ケアンズ皆既日食 その4(11/14,15)

皆既日食、当日。5時半にミニバスに乗ってカウベイのビーチへ向かう。この辺に来るほとんどの人は車なので、僕ともう一組と、ゲストハウスの一家だけだ。

日の出が5:35、欠け始めが5:44、皆既が6:38から6:40、日食の終わりが7:39である。日の出の10分後には食が始まるのだ。ビーチについたときには既に欠けはじめていたはずだが、太陽は雲の中である。しかし、風が強いので雲の流れも速く、切れ間からたまに太陽がのぞいてくる。次々と雲が流れてきては去っていくので、皆既のときに雲から出ているかどうか、まったくの運頼みである。

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到着時。まじかよ。。。的な。

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たまに出てきたり。

欠けが大きくなり、だんだん夕方ぐらいの暗さになってきたころ、飛行機で見ているらしき人がブーンと飛んできた。雲の上に出てしまえば間違いなく見られるということだろう。ただ、自分が動きながらは忙しない。

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ブーン

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また引っ込んだり。

結局、皆既の数分前に太陽は雲から出てきて、皆既食の間はまったく雲がかからなかった。皆既の間でもコロナが光っているので、夜よりは若干明るいぐらいだった。
太陽がしゅぽっと消えて、出てくるさまは動画を見ていただきたい。

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ダイヤモンドリング!左下の方にプロミネンスが見える。

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高度が低いので、見やすかった。

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教科書的な写真。誰が撮ってもこうなる。

動画

はじめて皆既日食を見られたわけだが、感動したというよりよくこんな瞬間を予測できるなとその人知に感心した。紀元前585年にはギリシャタレスが日食を予言していたそうな。

皆既が終わってしまうと、太陽はまだ欠けているがみんなもう帰りモードである。僕らも最後までは見ずに、7時半頃、宿に帰着。完璧に見られて満足である。終わってみると、2分と短かったこともあるが、普通に太陽も昇ってきて、なかったかのようである。

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いやー、いいもの見たね

もう今日はすることはないので、その辺を散歩しまくった。

夕食のときにナナフシを見た。宿の主人の自作Linuxマシンでネットをちょっと覗いてみたら、皆既帯中央付近のポートダグラスでは雲がかかったようである。まったくラッキーだった。

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11/15はケアンズに戻るだけ。帰りのミニバスが30分遅れ。またケアンズセントラルのフードコートで昼飯を食べて、トラベラーズオアシスにチェックイン。駅の海と反対側の静かなエリアのこぎれいな宿である。ここも10時から16時はレセプションが閉まるので注意。

カウベイの宿の支払いがカードでできたので、現金に余裕ができた。港に行って、明日行くグリーン島の予約をする。AUD$79。グリーン島はケアンズから近く設備も整っているので、帰国前日に行くにはちょうどよい。

夜はシーフードを食べておみやげ探しなど。まったく買うものがなくて困る。