2012年ケアンズ皆既日食 その3(11/12,13)
日食は14日の早朝なので、一日余裕をもって12日にカウベイに移動する。
7時に港近くのバスターミナルをミニバスで出発して、一度休憩を挟み、フェリーでクロコダイルの出る川を渡って、10時半に宿に到着した。
宿は「Crocodylus Village」というジャングルの中にバンガロー的なものが複数サイトあるような施設で、よさげな雰囲気である。早速チェックインして、朝飯のパンケーキを作ってもらう。ほんとうは他の宿もそうだったけど、10時から16時まではクローズらしい。部屋は蚊帳がつってあるベッドと椅子があるだけのシンプルなもの。基本寝るだけの場所である。敷地や周辺は鬱蒼とした熱帯雨林だが、こぎれいにされていて気分がよい。
完全にジャングルの中である。思ったより虫はぜんぜんいなかった。
午後は、「Daintree Discovery Center」に行ってみる。てくてく歩いて40分ぐらいである。
木々の間のキャノピーウォークや、5層ぐらいの展望台があるのだが、さほど怖くなかった。オーディオガイド(日本語)の説明が詳しいので、最初にきてよかった。時期的に乾季に入ったところなので、川の水量が少ないのと木々の色が鮮やかでないのが少々残念である。
展望タワー。木の上の方にかけられた鳥の巣なんかが観察できる。
宿に帰って、少し昼寝をしたあとで周囲を散歩していたら、でかい鳥が2匹、ごそごそエサをあさっているのに出くわした。頭までの高さだと1mもあるだろうか。最初、宿で飼っているのかと思ったが、そういうわけでもないようで、そのうちどこかに消えてしまった。後で聞いたらCassowary(ヒクイドリ)で、野生のは珍しいようだ。宿の人にラッキーだと言われた。そういえば、ディスカバリーセンターの冊子にも書いてある。このラッキーついでに日食も見られるとよいのだが。
夜、若干頭痛あり。
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11/13(火)は予備日。皆既日食の前日である。
午前中に、明日日食を見るCowBayまで下見に行く。3.5kmで一時間ぐらい見込んだほうがよさそうだ。現地は真東に開けているが、厚い雲がかかっていて、風も強い。時折雨がぱらつく。今日のうちに大気中の水分が落ちて、明日は晴れないかな、などと都合のよいことを考える。
マングローブはそこらじゅうに生えていた
宿に戻るが、昼時の営業をしていない。普段、朝食は食べないので、遅めの朝食を食べて昼食べなくても平気なのだが、車の足がないと不便ではある。
雨が強くなってきたので、部屋でiPodを聞いているうちに寝てしまった。14時ごろ外に出ると雨は上がっていたので、ジャングルの散歩コースを歩いてみる。雨の後、空気が少し乾いたような気がする。遊歩道はなかなか雰囲気はあるが、ボルネオや西表島にはかなわない。昨日のCassowaryを探しながら歩いたが、キジぐらいの鳥はたくさんいたがCassowaryには会えなかった。
近くのアイスクリーム工場でアイスを食べる。昼飯抜きなので旨い。その後、泳げるきれいな小川まで散歩。
戻って、コインランドリーで洗濯して、シャワー浴びて、夕飯を食べるとすることもない。明朝は、五時半に宿のミニバスがカウベイまで出るとのこと。助かる。
いよいよ明日である。