201308知床 その5(8/30,31)

■8/30(金) 7日目

網走までは、行きと同じ知床ライナーで折り返しても行けるが、折角なので一両編成のローカル線「釧網線」に乗ってみようと思う。

まず来たときと同じ知床ライナーで知床斜里駅までいく。9時前に出て、10時前に到着。小一時間ぐらいである。知床斜里駅のきれいな待合室で、1125の網走行きが来るまで1.5h、ひたすら待つ。

単線を一両編成で走る釧網線はほとんど観光客だが60%ぐらいの乗車率である。オホーツク海側に座る。行きのバスと並走しているので景色はほとんど変わらないが、やはり風情がある。昼頃、網走に到着。

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釧網線

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単線です。

 

網走駅から監獄博物館へはバスもあるが本数が少ないので、行きはタクシーに乗る。1200円ぐらいだ。網走は駅前にタクシーがたまっていて、久々に都市部に出てきた気分になる。

監獄刑務所はいろいろ見所があるのだが、特に五翼のパノプティコンが非常によい。木造で擬洋風建築だし。各房が微分されている様はマンガ喫茶に通じるものがある。うっかり写真集を買いそうになったがさすがに荷物になるのでやめた。監獄カレーはご飯に麦飯がまざっている以外はボンカレー的なよくあるやつで安定感がある。

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パノプティコン

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天窓もかっこいい

網走の観光地周遊バスに乗って駅に戻る。知床ライナーのウトロ行きがくるまでまた1hぐらいの待ち。網走駅の待合室のTVでラジオ体操第二をぼんやりみるなどして無為に過ごす。

ウトロには17時ごろに到着。初日と同じやつだ。この日の宿は変えていて、しれとこ村つくだ荘というところにしている。こちらは海産物の食事が豪華らしい。バスターミナルから10分ぐらい登ったところにあるので歩いていたら、がさがさ大きな獣の音がしてすわ!と思ったら鹿だった。つくだ荘は客が多くて混んでいた。夕食は毛ガニ、刺身、石狩鍋、焼き物など、海産物盛りだくさんで旨かった。温泉も広い。連泊なら酋長の家、一泊ならこっちかなと思った。

■8/31(土) 最終日。

7時にフロントに降りていったら、クルーズ業者のFAXが貼り出されていて「全便欠航」とのこと。がっかり。ヒグマウォッチングのクルーズは、ヒグマが鮭を食べにくるポイントを通り、ほぼ100%ヒグマが見られるのが売りなのだが、船が出なければ致し方ない。これだけヒグマを意識していながら、遠隔から一目見ることもなく帰る仕儀となった。よほど縁がないのだろう。

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全便欠航。8末になると欠航が増えるらしい

10時前までゆっくりして、道の駅から実家などに海産物を送りつけて12時のバスで女満別に戻る。機内で羽田の気温は36度というアナウンスが流れ、全員がうげーとなる。道東の気温が20度強だから、15度も違う。旅行中ずっと天気が悪くて湿気っぽかったなと思ったが、関東はさらに猛暑が加わるのだ。天気が悪くてもやっぱり夏の北海道はしのぎやすい。

北海道は車がないと行動の制約が厳しい。特に知床はアウトドア系のアクティビティしかない場所なので、雨が降ると辛い。PHSも阿寒湖は通じたから良かったが、タクシーも呼べないのでさすがにドコモに代えようかしらん、と思った。