201308知床 その3(8/27,28)
■8/27(火)移動日である。
マリモソフトクリームを食べてから、11時のバスで北見に戻る。
北見で昼食の後、また女満別空港へ。
女満別空港からウトロへの知床エアポートライナーはガラ空きである。道中、網走湖やオホーツク海がみえて、おーっとなる。斜里を過ぎて、羅臼岳や知床連山がみえる。意外と大きくて、あれに登るのかと思うと少し焦る。標高は1,600m程度なのだが、海から直なので大きく見えるのだ。
ウトロには2時間ぐらいで到着した。夕暮れ時にオロンコ岩に登って夕日を見るが、ここでも雲が出る。知床連山はやはり存在感がある。
オホーツク海はじめてみた。
知床連山。右端が羅臼岳。
ウトロでは「酋長の家」というアイヌの子孫がやっている宿にチェックイン。この宿の食事はアイヌの伝統食を取り入れているそうで、おいしい。毎日刺身とかよりも良いかも。夕食時、おばあちゃんのアイヌ文化に関するトーク(毎晩やってるみたい)があった。アイヌ語のモノリンガルはもはやいないので、早晩アイヌ語やアイヌ文化は失われていくのだろう。アイヌは文字を持たないというが、ちょっとイメージができない。
■8/28(水)木下小屋へ
この日は、羅臼岳の登山口である岩尾別温泉の木下小屋に泊まる。その前に情報収集である。
でかい道の駅を冷やかしてから、バスで知床五湖に行く。高架木道と連結した普通の遊歩道があるのだが、やっぱりガスガスである。センターの人にヒグマ情報を聞いてみると、五湖には例年になく少ないこと、羅臼岳の登山道にはハイマツ(?)の実がなっていてそれを食べに出現していること、などを教えてくれた。熊対策課見たいのもあるらしくて、詳しかった。エゾ鹿バーガーを食べる。
知床五湖の遊歩道。木道がずっと続いている。
高架木道。車椅子でもこられる。さすが世界遺産。
五湖からウトロ方面にちょっと戻って、自然センターに行く。10分程度の空撮ムービーが見られるが非常によい。屋久島の空撮ムービーも良かったなー、と思い出す。アウトドア系の観光地でもこの手の室内のアクティビティがないと、天気が悪いときはすることがなくなってしまう。自然センターでもヒグマ情報を聞くが、五湖の方が詳しかった。
道の駅に戻って腹ごしらえをする。木下小屋は素泊まりなのでコンビニおにぎりで済ませるため、遅めの昼食でいくら丼などをしっかり食べる。当然のように旨い。
飲み物や食料を買い出してから、また五湖行きのバスに乗って、岩尾別で降りる。約一時間、暑い中を歩いて木下小屋に到着。今日の泊まりは自分だけだ。宿帳を見ると7月やお盆のころまではそれなりに宿泊客がいるようだが、この時期は電話して予約しておかないと、管理人が小屋を閉めて降りてたりするようである。
明日は行程が長いのと、ヒグマに遭遇するかもと思ったら、夜、かなり不安になる。