境界線を行く(ヒマラヤ編) その1

旅行が好きであちこち行っているが、やっぱり興味が尽きないのはヒマラヤ周辺である。

この辺りは、インドと中国という大国の間に世界の屋根がドカンと立ちはだかっている形だが、よく見ると小さな国が挟まってたり、国境線がちゃんとしてなかったりしていて、地図を見ているだけで飽きない。

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多分あまり人が行かないであろうこの辺の地域を、自分が旅行した時の記憶を元に独断で、旅行のしやすさ、トレッキング、地の果て感、チベット仏教度、食事の旨さの5項目で比較してみた。

【概観】
ちょっと分りにくいので、下の地図も見てもらいたい。

Map_2

これから比較するのは、ヒマラヤ山脈の北側のチベット、南側の東から順にブータン、シッキム、ネパールである。
それから、ラダックはヒマラヤ山脈の西端とカラコルム山脈に挟まれた場所に位置している。