201802蔵王
今回の蔵王は一年越しの計画である。
去年、蔵王に樹氷を見に行ったときに、かせ鳥という奇祭?奇習?を上山でやっているのを知ったのが発端で、5月ぐらいには月岡ホテルを予約し、10月の参加申し込みではUさんが当選!かせ鳥の中の人になることになった。
年が明けてKさんも参戦することになってからも、蔵王の火山活動が活発化してレベル2の「火口周辺規制」になり御釜まで行けなくなってしまったり、Fさんがインフルエンザで離脱したり、なかなか予断を赦さない状況であった。
■1日目(2/10)
かせ鳥は2/11なので、前日早く行って蔵王の樹氷を楽しむことにする。
ホテルに戻ってバイキングの夕食も美味しい。Uさんは心なしか緊張しているようである。
■2日目(2/11)
いよいよかせ鳥当日。Uさんは8時半に集合場所に向かう。僕らは10時に上山城で合流。Uさんは着くなり酒を飲まされたそうだ。上山城で祈願式のあと、A、B、C班に分かれて町を練り歩く。Uさんがどの班か事前には分からなかったが、リアルタイムにSNSで連絡をくれたので助かった。A班であった。
上山城で祝詞あげたり儀式的なやつ。
城をでてから、ゆるい感じで歩いていくので、ついていく。しきっているおじさんが、はいここでやりまーす、というとカッカッカッーのカッカッカッー、とかせ鳥の唄?を歌いながらぐるぐる廻る。
わらの唐傘のようなものをかぶっているので誰が誰だかわからないが、よく見るとUさんの顔が出てる。
地元の商店がバケツに水を用意してひしゃくでかけるのだけど、本当に冷たそうだ。たまにバケツでそのままかぶせてくる人もいる。
後で聞くと、冷たいよりわらが素肌に当たって痛いそうである。
1時間ぐらいついて練り歩いていくと、町のはずれで終了、待機していたタクシーに乗り込んでいく。わらの唐傘を脱いだ姿が寒々しいというか痛々しい。
練り歩き。わらが落ちてるのを拾うと縁起物らしい。抜いてはいけない。
ここで彼らは駅に運ばれたり、葉山地区に運ばれたりしてまた演舞をするので、僕らは分かれて、そば屋で昼飯。午後は上山城を見物したりふらふら。
Uさんは夜は打ち上げ宴会。お疲れ様でした。
■3日目(2/12)
帰りは、せっかくなので仙山線で山寺に行ってみる。3人とも古いのもが好きなのである。
この日は天気が急速に悪化して、山形駅のホームにもすぐ雪が積もって雪かきをしていた。これが昨日だったらかせ鳥もより大変だったろう。1,2日目が晴れていてラッキーだった。
山寺は階段が雪に埋まってつるつるの滑り台になっていて、下りに気を使ったが真っ白でいい雰囲気であった。
僕は山寺駅で分かれて仙台に向かった。二人は帰りの新幹線の指定が満席で取れなかったので、山形始発に並んで座っていたそうだ。